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「夫婦川柳」に見る語彙表現とイメージの一断面
A Study of vocabulary and nuances in the expression “Married Couple Senryu”
초록
本研究では、「夫婦川柳」を対象として、語彙使用の特徴と、それぞれの語彙に託されたイメージについて考察した。その結果、まず頻出語彙という観点からは、第一に、夫婦に関する多様な人称詞が抽出された。第二に、「喧嘩」や「仲直り」など、夫婦の関係と関連の深い語彙が多用されていた。第三に、「テレワーク」「マスク」「コロナ」など、コロナ禍に関する語彙も頻出していた。 次に、語彙のイメージという側面では、まず夫婦に関する人称詞においては、夫の視点から見た「妻」と、妻の視点から見た「夫」のイメージに差異が確認されたほか、夫自身が認識する「俺」の境遇と、妻の視点による「あなた」「パパ」などにも違いが認められた。また、夫婦の関係に関する語彙では、例えば「喧嘩」の場合、本来の語義から感じられる刺々しいイメージとは異なり、和解することが前提となっているなど、夫婦の平凡な日常生活のひとコマとして捉えられていた。最後に、コロナ禍に関する語彙では、「変異」をユーモアとして活用するなど、「コロナ」を深刻なイメージとしてのみ捉えるのではなく、様々な影響を日常生活の一部として受け止め、前向きに乗り越えていこうとする意志が表現されているなど、辞書上の定義のみでは把握できない、多様なイメージの広がりを確認することができた。
키워드
senryu; married couple; lexicology; image; nuance; 川柳、夫婦、語彙論、イメージ、語感
- 제목
- 「夫婦川柳」に見る語彙表現とイメージの一断面
- 제목 (타언어)
- A Study of vocabulary and nuances in the expression “Married Couple Senryu”
- 저자
- Ito Takao
- 발행일
- 2024-05
- 저널명
- 日本學硏究
- 권
- 72
- 페이지
- 173 ~ 195